「献立に困ったら、鍋にしましょう!!」

  
雪の降る季節になりました。
家の中は、暖房があるので、暖かいですが、外は寒くて、滑りやすく、億劫になります。
それで、外出するのも、ままならない、今日この頃です。

冬になると、鍋物の出番がふえます。
野菜がたくさん食べられ、冷蔵庫の片付けにもなり、一石二鳥に。
ただ、今年は、野菜が高騰しているので、大変です。

肉、とーふ、きのこ、白菜、ねぎ等があれば、充分です。あとは、なんでも入れて作りましょう。
鍋つゆに、昆布を一切れ入れると、より美味しくなります。おススメします。
煮えるころ、昆布も柔らかくなって、食べ頃に。

ちなみに、我が家は、週一回の買い物に行ってます。

羅臼昆布の特徴

知床半島羅臼沿岸で採取されたものは羅臼昆布として知られていますが、
別名「オニコンブ」とも呼ばれ、利尻昆布、真昆布と共に「昆布の王様」と言われています。ダシ用の他、塩昆布、そのまま切って食べても美味しい昆布です。 羅臼昆布には天然養殖があり、当店では、天然だけを扱っています。
天然は後から甘みが出てきますが、養殖は口に入れた時から甘みが出てきます。ダシなら「天然」、食べるなら「養殖」をオススメしています。昆布は黒いものと思われがちですが羅臼昆布には、「黒口」「赤口」があります。
赤口も採れる場所によっては、野菜のような色をした昆布もあり、驚かれるお客様もおられますが、枯れたり、鮮度落ちした物ではありません。りっぱな羅臼昆布です。
お使いいただければ良くわかります。

他の地域にはない羅臼昆布の特徴です。

走り昆布とは

羅臼昆布にはたくさんの検査規格があって、それぞれに基準と価格が決められています。
その基準の中で「走り」昆布という種類があって、これは、みた目もきれいで、ツヤがあり、香りの良い、美味しいダシがとれます。 魚や野菜にも旬があるように羅臼昆布にもあると私は思います。
採取時期は7月20日前後から8月始めです。採れたての羅臼昆布を走り昆布と思って、出来立てを欲しがるお客さんもおられますが、あまりオススメできません。当店では、9月に入ったら浜の漁師さんから仕入れ、新昆布は半年程、蔵で熟成したのち店頭に出していきます。羅臼昆布は、低温で寝かしたものほど美味しいです。
「囲い」とか「ひねもの」とも言われ、味噌、醤油などと同じだと思います。昔は(私が子供だった頃出来上がり間近の干してある昆布を食べても美味しかったのですが、年々海が汚れて最近では昆布も1枚1枚洗うようになり、美味しい羅臼昆布が少なくなってきました。ですから熟成する事により、昔の味に近づくのではないかと思います。